自転車を雨ざらしに放置しておくと、極端に寿命が縮むって知ってましたか?
ちゃんと扱えば、自転車は5年も10年も使えるのに、何もしないとすぐにダメになります。
お世話になってる自転車だからこそ、大切に使っていきたいですよね。
なので、今回雨ざらしでどのくらい寿命が縮むのかを説明した後に、すぐ出来る雨対策と、雨に濡れてしまっても長持ちさせる方法を話していこうと思います!
自転車を雨ざらしで寿命はどのくらい縮む?
使用頻度や保管状況にもよりますが、ママチャリやロードバイクの寿命は5〜10年と言われるところが、雨ざらしにしておくと1年〜2年ほどしか保ちません。
電動自転車にいたっては、雨ざらしにしておくと場合によっては故障してしまいます。
使用状況や環境によっても寿命が変わってくるので、普通の自転車と電動自転車の場合でそれぞれ説明したいと思います!
普通の自転車の場合
自転車はフレームが命と言われますが、一般的にフレームには「クロモリ」「アルミ」「カーボン」などの素材が使われています。
「クロモリフレーム」
「アルミフレーム」
引用:https://www.cycle-eirin.com/blog/store/kitaohji/104909.html
「カーボンフレーム」
引用:https://giant-store.jp/kobe/bike/10463/
クロモリ、アルミ、カーボンの種類で耐久性はそれぞれ違うけど、どれも雨ざらしや紫外線の影響で塗装が剥がれて、錆びてしまいます。
そして、錆び方も素材によって様々です。
クロモリフレームが錆びると赤くなります。
引用:http://a-perfect-day-for-cycling.blog.jp/archives/1071583085.html
一方でアルミフレームは錆びると白い点々が現れます。
引用:https://banblo.exblog.jp/7234282/
カーボンフレームは金属製品じゃないので錆びることはないですが、雨ざらしや紫外線で、覆っている塗装が剥がれ、水が内部に浸透します。
カーボンが低温になると浸透した水分が凍結し、内部から破損することがあります。
引用:https://nagiroad.com/carbon-frame-repair/1894/
錆びや内部破損が悪化すると、ある時フレームがポッキリ折れてしまいます。
引用:https://blog.goo.ne.jp/misawacycle/e/a87e93bb1a3b6d0e4cdb16b92d94c556
そして、地域にもよりますが、日本全国の年間で雨の降る日数は平均で120日です!
120日ということは平均すると3日に1回雨が降っているわけなので、雨ざらしで放置していたら基本的に1年〜2年で錆びてダメになってしまいますね。
電動自転車の場合
電動自転車も同じで、雨ざらしにしておくと基本的に1年〜2年で寿命がきます。
引用:https://twitter.com/funkylemmon/status/145150549300486144
その他にも、電動自転車が倒れた状態で雨にあたると故障するかもしれません。
電動自転車は基本的に10分間あらゆる方向から10L/分の水をかけても、大丈夫だと証明されています。
豪雨と言われる降水量でさえ、1時間に300mlの雨なので、記録的豪雨や台風の雨でも耐えられるように作られてます。
ただ、電動自転車が強風などで倒れた時、雨ざらしにしておくとモーターやバッテリーの電気系統がダメになることがあります。
引用:https://tokyo-bicycle.net/archives/16
防水機能は電動自転車が直立の状態で想定されているので、倒れた状態だと雨に対応できなくなり、故障の原因に繋がる可能性がかなりあります。
引用:https://www.honda.co.jp/factbook/motor/RACOON/19940200/005.html
雨ざらしで極端に寿命が縮むことがわかったところで、雨対策はどうすればいいのかを話していきますね。
自転車の雨ざらし対策は?
基本的に自転車が雨風や紫外線に当たらなければ良いわけです。
家の物置(ガレージ)や玄関に入れることで雨風や紫外線を防げるってよく言われますが、そんなの普通ないですよね!
一人暮らしは玄関に自転車を置けるスペースがなかったり、マンションやアパートだと駐輪場に屋根がないこともありますよね。
そんな時は、雨避けカバーをかけましょう!!
雨避けでよくブルーシートを見かけますが、ブルーシートはちゃんと自転車にくくりつけておかないと飛んできますし、紫外線劣化も激しいです。
引用:http://aprilia.air-nifty.com/nori/2007/09/post_6fdf.html
ブルーシートは安く入手できますが、すぐに劣化して雨避け対策にはあまりならないんですよ。
自転車をちゃんと保管したい場合は、これから紹介する雨避けカバーがおすすめです!
このレインカバーだと風飛び防止機能で飛ぶ心配がないですし、UV加工や撥水性があるので、紫外線で劣化しにくく、雨を弾いてくれます。
普通の自転車は2万〜3万円くらいしますし、電動自転車にいたっては10万円以上と高額なものですよね。
雨ざらしですぐダメになる自転車を、この2000円弱のレインカバーで長持ちできちゃいます!
雨避けカバーで雨風をしのげることはわかりましが、雨避けカバーをかけるのが面倒くさい人は、次の方法で長持ちさせることもできます。
雨ざらしでもサビにくい方法は?
雨の中自転車を放置すると、たちまち錆びてダメになりますが、たった2ステップでサビを抑えて、長持ち保管ができちゃいます!
水分を拭き取る
自転車が雨に濡れた後は、すぐに水分を拭き取りましょう。
特に錆びやすいフレーム・ホイール・チェーン部分は必ず拭き取るようにします。
引用:http://tenkitablog.blog110.fc2.com/blog-entry-880.html
ステンレスやアルミの自転車なら大丈夫!という声をよく聞きますが、鉄よりは錆びにくいだけであって、いずれ錆びます。
私はステンレスのママチャリを使っていましたが、雨ざらしで放置した結果、3ヶ月くらいでサビ始めました。
ちなみに、チェーンをタオルや古いシャツで拭き取ろうとすると、細かい繊維や糸が引っかかり故障することがあるので、ウエス(布)を使うことをおすすめします。
防錆潤滑スプレーで注油
自転車についた水分を拭き取った後は、チェーンに防錆スプレーで注油していきますが、ここで気をつけるべきポイントがあります。
スプレーでの注油は必ず水滴や汚れを拭き取ってからにしましょう。
というのも、水滴や汚れがあると防錆の効果を発揮しません。
そして、注油する時に、スプレーがチェーン以外の部分にかからないようにします。
例えば、タイヤに防錆スプレーがかかると、スリップしやすくなったり、劣化が進んでしまいますからね。
他の部品への付着を防ぐために、このようにウエスでチェーンを抑えながら吹きつけるようにしましょう。
引用:https://getnavi.jp/vehicles/127356/
一連の作業はなにかと手間がかかってしまうので、やはり雨避けカバーをするのが一番手っ取り早い対策になるかと思います。
ただ、雨の日に走行した後は、上の手入れをした後に雨避けカバーをするのがベストですよ。
まとめ
自転車を雨ざらしにすると1年〜2年まで寿命が縮むことがわかりましたね。
雨や紫外線は自転車カバーで防止できますが、雨の日に自転車を走らせた場合、
水分を拭き取る → 防錆スプレーで注油
をすることで、自転車を錆びから守ることができますね。
ちょっとした作業や扱いで、自転車を5年や10年と長く使用できるので、大切に扱いたい人はぜひ実践してみてください!
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